風に詠えば


やはりウトロの町にあっては、よくいうカラス...
ハシブトガラスとハシボソガラスが幅を利かせている印象ですが、
(ハシブトの方が多いかな?)こちらのカラス(写真)は町ではあまり見かけません。

ですが一方で、断崖があるような海岸線近くの森へと散策に向かうと、
12月になって毎回のように見かけるようになり、
よく鳴き声でも楽しませてもらっているワタリガラス(写真)たちがいます。

近年では北海道東部に冬鳥として渡ってくる数が多くなった、
カラスの仲間の中では最大の種類になる野鳥です。
ただ、冬鳥とはいっても僕も今年は5月上旬まで少数だけ見かけているので、
あまり大勢でまとまって渡りをする鳥ではないのでしょう。

「コァ!コァァ!」甲高く鳴いたり、「グルルォア!」と唸るように鳴いたり、
特に彼らを象徴するのが「カポン!カポン!」という鳴き声でしょうか。
とても多彩に鳴くことができます。

…相変わらず観察していると面白い彼らですね。

 


飛びながら「...カララララ..」、歌うように、
はたまた...詩でも詠うように鳴きながら僕の頭上を通過していきました。

彼らの鳴き声を真似て、こちらが奇声?(周囲に人が居ないか要確認!)を
だしてみると、それに返答してるのか、していないのか...わかりませんが、
あちらも何羽かが鳴いてくれました。

 


昨日は、なにかが気に入らないのか、おちょくっているのか、
先を急ぐように早足に去っていくキタキツネを3羽のワタリガラスが、
…攻撃はしないものの低空でキツネの上を飛んでみたり、
…進行方向や真横にとまって...じーーっと様子を見たり、
邪魔をしていました。

とくにはキツネがネズミ等の獲物をもっているようでもなく、
横取りという事でもなかったように思います。("モビング"でもないかと。)
無視するキツネに飽きたようで、少ししたらどこかに消えました。

11月30日の読売新聞の記事に
"ワタリガラスという欧州などにすむカラスが
物を見せたり差し出したりする身ぶりを通じて、
仲間の注意を引きつけていることを、
独マックス・プランク鳥類学研究所などが突き止めた。"
というものがあったそうですが、「カラスが身ぶりで会話をする」
ということで一部で話題になっているようです。

たしかに、僕が見ていても...ヒトに近しいものを感じたりします。
思わず長文になりましたが、、とにかく面白い野鳥です。
ワタリガラスの一ファンとして。。。

** I to U つよし**

◎お時間がございましたら、こちらもどうぞ。。。
知床オプショナルツアーズ SOT!・・・僕の所属している会社です!
『知床長屋の事件簿』・・・SOT!代表である鈴木のブログです!

風を聴く森*知床のブログ

今日の知床。四季の知床。動物・草花。自然ガイドの日記。 『知床ころぽっくる』ブログ。