森深く...古老に会いにゆく。


『冬の知床五湖スキーハイキング』のツアーを
ご案内するはずでしたが、天候の具合が思わしくなく、
また斜里町では午前6時33分に風雪注意報も発表された為、
お客様と話し合って、急遽...別のコースを散策することにしました。

こちらのコースは“なかなか”の体力が要求されるので、
普段はほとんどツアーとしては散策しませんが、
今日のお客様は20代の学生さん5名だったので、
...彼らならいける!大丈夫!と確信し、、
天候の変化に気をつけながら散策することにしました。

幸い風がなかったので、まさに雪が深々と降る中で
静寂が支配するこの原生林をひたすらに黙々と歩いていると、
自分と森が一体になっていくこと、なっていることを意識します。
僕らもまた森の一部でした。その瞬間。

荷物を背負って急な坂を上っている時なんて、
削られていくのがわかる自分と体力と、なんら変わらない森の様子に、
仮に僕に何かがあっても静観し続けるであろう木々を想って、
人間でしかない自分の小ささを感じました。

写真の老木が今回の目的地ではないのですが、
帰り道のコースとして道すがら...会いにいきました。
とても魅力を感じる木なのですが、年間とおしても
あまり気軽に来れる場所ではないので…。

この森の古老(ミズナラの木)。
正確な樹齢はわかっていませんが、
北海道の原生林における(ミズナラの)平均樹齢が247年、
最高樹齢が625年(1200年とも)というデータもありますし、
生育環境としては厳しいと思われるこの場所だけに、
単純に幹の太さで判断する以上の年数を生きてきたことでしょうね。

刹那のような僕らの一生なんて、とうに越えた生をおくっています。

静かに静かに、なにも語ってはくれませんが、
気まぐれに会いにきた僕らを歓迎してくれたでしょうか?

** I to U **BYつよし

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