福寿草


しだいに近づく春の気配を自分から探して
手繰り寄せようと...雪融けが早い海岸線の森を散策しました。
まだまだ一面が雪景色ではありましたが、
雪が固くしまっていたので歩きやすくなっています。
(長靴ではたまに埋まるので、スノーシューはまだ必要です。)

そうして歩いていくと、日当たりが良い斜面付近には
ところどころに雪が融けて茶色い枯れ草と地面が見える場所が。
…この湿った土の匂いも懐かしいのですが、僕は色を探します。

すると、陽をあびて鮮やかな黄色に輝くキタミフクジュソウ。
この周りにも地面から顔をだしたばかりのものが二つほどありましたが、
花として咲こうとしているのは...この一輪だけでした。

昨日のブログの続きではありませんが...
夜が明ければ朝陽が昇るように、冬が巡れば春がくる。
そんな頭の中では当然の事が、今...心を打ちます。

まるで、その花の色は希望でした。

なんて。

これからも、しばらくは寒い日と暖かい日を繰り返して、
森も賑やかになっていくことでしょうね。

 


散策中、雪上に毛と骨になったエゾシカの骸がありました。
もうかなり前に怪我をして衰弱したのか、飢えたかをして、
この場所で力尽きてしまったのでしょう。

“死”。それも季節が巡るのと同じように
生まれたその日にはいつか必ず訪れる瞬間として在るもの。
そんな頭の中では当然の事が、こんなに哀しいのは何故でしょう?

当然だと言われそうですが、
きっとまだ僕が生きている側だからなんでしょうね。

そして、このシカから生まれた命、生かされた命もあることでしょう。

ここに、いつか一輪の花が咲きますように。

** I to U つよし**

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