氷の国


窓のむこうの森が雪で薄っすら白くなっていた昨日の朝。
でも、今日は青空に照る太陽が眩しい朝でした。
そして、気温もグググッ!っと上がり、知床横断道路も開通しました!
…この機会を逃しては悔やむであろう。。。と思い立ち、いざ知床峠へ。

目指すは...羅臼岳の頂です!

例年より残雪が少ないと言われていた今月の初旬でしたが、
その後は天候があまり良くない日が続き、知床横断道路の通行止めも続き...
きっと昨年くらいの雪融けのペースであればハイマツがでてしまって、
この時期にはかなり登りづらい状況になっていたのでしょうが、
ここ数日の降雪の影響もあって、思ったより早く頂上に着きました。

昨年は頂上まで来れずに、途中で撤退したので、
この時期に南西ルンゼと呼ばれる場所から登頂できたのは、実は初でした。
写真はその少し手前のポイントから撮ったものです。
なんだか氷の国にでも来たような風景で素敵でした。

空気中の水蒸気が多いようで、少し霞んでいましたが
天頂山、知西別岳、羅臼湖、さらに半島の斜里側の山々が見えました。
国後島も空に浮かびあがるようにありました。

 


ひろがる青空の下、両側を青い海に挟まれるようにのびる知床半島。
その中央に頑として連なる知床連山のさらにむこうに、
先端方向に聳える知床岳が雲に山頂を隠しながら見られました。

 


山頂付近は...どこもかしこも氷、氷、氷。
吹き荒ぶ強風によって、エビの尻尾がつくられていました。
これも...いわゆる自然のつくりだす芸術作品ですね。
美しく思うのは、きっと人間の想像をこえたところにあるからでしょうね。
今日はそれほど風がなかったですが、とても過酷な環境なのです。

…幽遊白書(漫画)の飛影の故郷である氷河の国もこんな風景でしょうか?
何のことか...わからない人が多いでしょうが。。。失礼しました。

足元もツルツルの氷の上に5cmほどの雪が積もっている場所があり、
注意しないと非常に危険なことになっていました。

ルンゼの雪はザラメ状になっていて、
帰りはもっていったスノーシューとストックで
スキーをするように楽しく滑っておりてきました。
途中、尻滑りなどもしてみると...また面白かったです。

知床峠から僕の姿を見ていた方がいたとしたら...
どのように思っていたのでしょうか。

 


そして、無事に下山。
5月の羅臼岳を堪能させていただきました。
ありがとうございます。

** I to U つよし**

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