天からの手紙


「雪は天からの手紙である」。
これは、世界ではじめて人工雪をつくることに成功した
物理学者の中谷宇吉郎(なかや うきちろう)氏が
かつて残した言葉です。

とてもロマンチックな言葉ですが、
ただそれだけではないのです。
彼は人工雪をつくる実験を繰り返していくうちに
雪の結晶のでき方にある湿度と温度の重要性と
それらの形に一つの傾向がある事に気がついたのです。
また、それを逆にたどれば結晶の形を見るだけで
上空の湿度と温度を知ることができると考えました。
したがって、とても科学的な言葉でもあるのです。

ぱらぱら...ぱらぱら...と僕のウェアに降っては、
ほとんどの綺麗な結晶は儚くも形が崩れてしまい、
終わりにはとけて消えていってしまいます。
せっかくの天から届いた手紙、
もっとしっかりと読んでみたいのに。
それは僕のウェアを濡らすばかり。。。
** I to U **BYつよし

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※雪の結晶についてもう少し説明すると、
最初に雪の結晶の赤ちゃんである氷晶が
雲の中でできるときの『気温』によって、
結晶が「板状に広がるのか」
(気温が-4℃~0℃、または-20℃~-10℃)、
結晶が「縦に成長するのか」
(-10℃~-4℃、または-20℃以下)が決まります。
そして次に地上に着くまでに通る雲の『水蒸気』です。
これによって成長の度合いが決まってきます。
簡単に書けば、多くなるにしたがって
板状なら角板→扇形→樹枝、
縦に成長すれば、角柱→針状といったぐあいに。
今、僕も勉強中です。

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