今日は一日を通しての天気としては吹雪でしたが(とくに午後から)、
その時間帯の風向きによって、下見で1時間だけ散策をしてきました。
ある程度の予想はしていた通りに森の中はほぼ無風で野鳥も鳴いており、
雪や風が強くない日には、断崖近くの草原で下草を食んでいるエゾシカも
さすがに今日はいたくないのか、森の中で群れで休憩をしていました。
僕が歩いていた時間は風も強まったり弱まったりではありましたが、
写真(1枚目)のように地形の関係で風が吹きぬける場所は、先が真っ白、
舞い上がる雪で対岸の木々も見えなくなるような場面もありました。
一方で同様の地形であっても、そのタイミングや風向きにもよるのでしょうが、
状況としてはそれほど吹雪いておらず、わりと穏やかな場所もありました。
(この時点での)ここならエゾシカも食事ができるのか何頭か草原の縁にいました。
当然の事ではありますが、常に自然の中に身を置いている野生動物たちの方が
僕らよりも天候の変化を感じたり、その上での状況判断は鋭いはずですから、
こうした悪天候時に散策をした場合に次にどう行動をするのかの指標にしたり、
原点の部分で散策をしない(ツアー自体を中止にする)等の判断をするのにも、
彼らから学び、判断基準とする部分は多いように、今日の散策で考えました。
ただ、実際の自然観察ツアーでこの天候で歩くかどうかは判断が難しいです。
(おそらくは、出発前にお客様と相談して中止にすることもあるでしょう。)
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