小さな旅人


すっかりの雪景色。寒いけど、お日様が温かいなぁ...
ふとした瞬間の熱に幸せ?それが日常となってきた最近の知床です。
今年はこのまま根雪となって、春まで続くのでしょう。

そんな事も考えつつ、雪に残る動物たちの足跡を辿りながら
森を散策していくと、(いつも大変そうだなと思わせられますが...)
ひと際に深く埋まりながら歩いているエゾシカの足跡。

…そこを覗きこむと、動く小さな昆虫。

ああ、そんな陽気か…。ああ、そんな時期か…。
…そう思わせる存在のクモガタガガンボでした。

冬を想わせる昆虫。または春先を想わせる昆虫です。
彼らは活動に適した気温が+1.5℃~-6.5℃の範囲だといわれ、
極端な寒さや暑さに弱く、氷河期の生き残りとも呼ばれたり。
冷え込みが厳しい厳冬期には観察することは少なく、
冬の始まりや、冬の終わり(少ない)に...細々活動している印象です。

これから...どこへ行って、どこで過ごすのでしょうか?
生態については研究が進んでおらず不明な部分が多いです。
ただ、この旅人のペースで僕も歩くと...
今晩を森で過ごすことになりそうなので、またバイバイ。
知りたいことは多いけれど、またいつか、春先にでもね。



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