史跡さがし

知床には深い自然だけでなく、そこに暮らす人々、かつて暮らした人々、

それはアイヌの方々や、それ以前のオホーツク文化と呼ばれる時代や、

近代であれば様々な開拓者の歴史、硫黄採掘の話しも聞いたりもします。

場所によっては、さらに古く縄文文化期から擦文文化期の遺跡もあります。

今日は数年前にも訪れた事のある場所ですが、森をぬけて謎(?)の空間へ。

時代としては遺跡や史跡と呼べるような古いものではないのですが、、

散らばるビン等に刻まれた社名としては大正から昭和初期に実在したもの、

おそらくは戦前にこの区域で硫黄やその他の鉱物の採掘をしていた方々の、

集落なのか作業小屋があったのでしょう。文献にもないので詳細は不明。

陸路からそこまで行くのは大変。鬱蒼と茂る草木、湿原や川も越えて。

そのまま海まで。海岸には草原が広がっていました。風が気持ち良い。

何かの土台に石を積み重ねた場所。前回は近くに硫黄が散らばっていました。

ある程度の広さがある空間に本当に一面に散らばる誰かの暮らしていた痕跡。

今回は前回よりも広く周辺の区域を探してみましたが、新しい発見は特になし。

友人のもつ書籍には、より古い時代の遺跡らしい記述があるとのことでしたが、

本当にあるのかもわからず、鬱蒼とした自然の中、なかなかに難しいですね。

帰り道に滝がありました。時に厳しい環境の中にも人々の息吹を感じた散策。

歩けば歩くほど奥が深い知床、これからも学んでいこう。




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