流れ流れて霧けむる

今日は朝から霧雨が降って、気温も7℃と肌寒かったです。

そして、散策をした知床五湖は深い霧に包まれて幻想的な佇まい。

見上げた木々に艶やかな緑が印象的でした。

この寒さと雨にエゾハルゼミの合唱がなくて、

野鳥の鳴き声が時にするだけの、いつぶりかの静寂の森でもあります。

湖が全く見えないような濃霧だと、風景としてなかなか辛いでしょうが、

このように薄く流れていく様子は周囲の緑と綺麗にマッチしており、

初夏らしくない気温であっても、これはこれで素敵です。


午前中は僕の前に遊歩道に入ったガイドツアーが

ヒグマの目撃をしたとの情報があったので、

霧の中では少し注意をしながら歩いていましたが

その後は森の奥に去っていったのか、会わずに散策を終えました。