咲く花。陰日向に。

知床五湖では先月の春の花の時期から、

今は初夏から夏の花に変わっていく様子も感じます。

ただ、この季節の花は目立たないものが多いせいか、

ご案内するお客様も元々の花好きや植物好きでないと

ただ散策をしていると風景に目をとられ気がつかない事も。


写真一枚目のネムロコウホネも、丸みのある可愛らしい葉には

ほとんどのお客様も気がついてくれますが...花は小さくて、

黄色い花、もっと数が増えてくればすぐに目につくのでしょうが。

こちらは遊歩道で見るにも数が少なくて、他の草木の陰で気がつきづらい、、

ランの仲間であるサルメンエビネの、形状が面白い独特の花の様子。

赤い部分が猿のお顔を連想させることからの名前だそうで、

お客様方も一度見つけると双眼鏡で食い入るように眺めています。


他にも白い花が多くなりましたね。

ギンラン、ササバギンラン、ギンリョウソウ、ジンヨウイチヤクソウ、

ツマトリソウ、クルマバソウといったものが増えてきました。