羅臼湖に吹く孤高の風。

午前中に時間があったので、少し雲の中を歩くことも覚悟で

まだまだ雪のあった先月上旬から1カ月ぶりに「羅臼湖」へ!

今日の段階では、ほぼ登山道はでている状況で、

いつもなら長靴が必須のような場所なのですが、乾いている足下。

最近のウトロでは霧雨や小雨でツアーでの遊歩道に泥濘があったので、

より水溜りや泥濘だと思い...これは驚かされた部分ではありました。

「二の沼」がある付近にはワタスゲが風に揺れていて綺麗でした。

可愛らしくエゾコザクラの花も少し咲いてきたようです。

日によっては羅臼岳が逆さまに映りこむ「三の沼」ですが、

僕が訪れたタイミングでは山は雲の中でした。

ただ、トレッキング中には時おり山頂が見えていたので、少し悔しい。

ほんの一部分、ここは毎年のことで最後まで残雪があります。

天気が良いとつい雪の上をずっと行きたくなりますが、、

この下に空洞ができている可能性があるので、どうかご注意を。

登山道のある場所(あると思われる側)を進みましょう。

だんだんと日差しが強くなってきて、時に暑いですが、

青空を映す湖面が美しいですね。そして、僕が好きなミツガシワの花も。

陽を浴びて、光を帯びて、水鏡の世界に透きとおった美しさです。

もうすぐ羅臼湖!僕の前を歩いていくグループも楽し気。

足どりも軽やかに目的地はすぐそこですよ。

到着!


亜高山帯の湿原や沼、湖をトレッキングし、一部ハイマツのトンネルを行く、

足元も歩きづらい軽登山の片道2.8km、往復3~4時間の行程になります。


今日は二の沼あたりに、街歩きするような服装に、

日傘をさして革靴で歩く、海外からの観光客がいて驚きました。

また、入山届けにも名前を書いていなかったようですし。

いつものような泥濘だらけなら途中であきらめるのでしょうが、

今日は登山道が意外なほど乾いていたので来てしまったのでしょう。

それなりの装備もなしに、決して軽い観光気分で歩ける場所ではないので、

こうした海外からのお客様へのインフォーメーションもより必要でしょう。


「羅臼ビジターセンター」のHPにある【羅臼湖ルール】です。