カイツブリの親子

今日の知床五湖の散策では、一見すると...微笑ましい光景がありました。


秋の森と湖、吹く風は冷たく、小雨が降る中でしたが、

降ったりやんだりで野鳥たちも意外と元気に飛び交っており、

カモたちも湖面に多くて、それに混じってカイツブリの姿もありました。

やがてココにも訪れる冬には知床五湖を離れていくであろう彼ら、

その準備に忙しいのだろうな...と思いながら観察していると、

なんと!!驚いたことに、そこには”大と小の影”、

まさしく幼鳥の模様でカイツブリの雛の姿があるではないですか!?

つい最近に卵から孵ったように感じられる小さな姿が親の後ろに。


この第三湖では6月頃にもカイツブリが営巣していたのですが、

その時の巣は強風によって流されてしまって一度は失敗をしていました。

また、8月にも新しく巣を作ろうとしていたのも確認していますが、

その時も強風や台風の頃に風で流されたか、増水で水没していました。

これらが同じ番いであれば、3回目にして...ようやく成功でしょうか。

(または、8月に作った巣で孵った雛かも。それにしては小さいような。)


ただ、これから1か月~1か月半後には、冬を過ごす場所へと

移動をしていく必要があるでしょうから、残された時間は短いです。

それまでに雛たちが冬を越えられるくらいにまでに

ちゃんと育っているのかどうか心配な気持ちでいっぱいです。