シマリス、ちょこん。

落ち葉を踏み鳴らしながら歩いた森、エゾシマリスに出会いました。

僕の鳴らす...ガサッ!...ガサッ!っという靴の音とは違い、

小さな足で...カササササッ!っと一面の落ち葉を鳴らしていく、

きっと小動物が駆けていく...そんな音で気がつくことができました。

そして、アチラも僕に気がついたようで、立ちどまり、ちょこん。

倒木の上で様子をうかがっていることがわかりました。

このシマリスたちは別の種類のエゾリスとは違って冬眠をします。

その準備に忙しそうにしていた時に、ちょっと申し訳なかったです。

また駆けていって、今度は木の幹でも、ちょこん。

「なんだよ~。いつまで見てるんだよ。早く何処かいって!」

そんな事を思っているのかもしれないな...と僕は考えたり。

晩秋にもなれば、人間や天敵への警戒心はありつつも、

これから迎える厳しい季節にむけて準備をしなければならず、

ある程度の距離感は保ちながらも姿を見せることも多いです。

観察するには良い時期ですが、邪魔にならないようにしましょう。


他の地域では森のドングリの不作が(主にクマの出没がらみで)

報道されていることもありますが、知床の森に関しては

僕が見ている限りでは不作というほどではないです。

かえって昨年が稀にみるミズナラの実りが不作であったので、

今年は気持ちとして多くも感じたりもしますね。ちなみに。。。