知床の移動中には、エゾシカが道路脇で草を食んでいることがあります。
もちろん...毎日とはなりませんが、彼らは観察する機会も多い野生動物、
とくにメスジカと子ジカが小さな群れとなって見ることがありますね。
その一方で写真のような立派な角をもったオスジカの場合は
数日間の知床の滞在でも見なかったという方もいるのかもしれないです。
全体の生息数の中に占める比率として、オスの方が低いのもあります。
そう考えたら、こうして見かけたら僕自身もラッキーと思いますよ。
最近のオスジカに思うことは、静かになったなぁ...ということ。
先月の下旬なら繁殖期の関係で顔つきも全く違っていましたし、
その時期に発する特有の甲高い鳴き声(ラッティングコール)も
わりと頻繁に森の散策中には聞こえていたと思います。
そうした繁殖期も今年は終わりつつあるのかもしれないですが、
なんとなく例年よりも短かったように思いますし、
ラッティングコールを聞いた回数も少なかったようにも感じます。
そういった事が、どういう理由からかを考えるのも面白いですね。
黙々と”道草を食う”鹿の姿(文字どおり)。それも面白い。
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