誰かの歩いた跡。

すっきりと晴れた今日の知床。青空の後の夕陽も素晴らしかったです。

フレペの滝の遊歩道を歩いてみると、風が当たらない森では雪が多く、

風が吹きぬける草原部では地面が見えているような状況でした。

そして、おそらく...ここ数日に誰かが歩いた跡が白く残っています。

冬季のスノーシューでの散策でも見かけることが多いですが、

スノーシューや靴で踏みしめられた雪の表面がその摩擦で融けたり

圧力で固まったりして、その周りの軽い雪が強風に飛ぶと残る造形です。

真っ直ぐな道の先には山が夕陽に染まって、風景自体も芸術的でした。

すでに真冬の装いになった知床連山でしたが、夕焼けに赤く染まって。

森の木々もトドマツが葉をつけている以外は落葉をしており、

根元まで日が差し込む状況に枝や幹も含めて全てが染まっていきました。

ちょっと驚いたのはフレペの滝の予想以上の凍結の早さです。

先週なら細かい氷柱が沢山ついているような眺めでしたが、

今日の段階で...氷瀑になりました!と言っても良いくらいの見た目です。

吹き上げられた滝の飛沫が凍り、幾重にも鋭い棘のようになっています。

もうすぐ日没・・・。真っ暗くなる前に帰りましょう。

今日も知床の素晴らしい風景をありがとうございました。