2016年も12月の終わりになって知床の森も雪深く、まさしくの冬。
最近はヒグマの目撃情報も聞かないので、サケの遡上していた川などで
遅くまで活動していた個体も冬眠にはいっていったように感じられます。
それでも、エゾシカやキタキツネ、エゾリスなどの多くの野生動物は
餌の乏しい季節でも、一日一日を寒空の下で越えていくことになります。
今日の森でも...雪に細く長い脚が埋まりながらも歩んでいく
エゾシカの群れがいて、立ちどまり倒木の樹皮を齧っていました。
きっと海に近い断崖部などであれば吹きつける風に雪も浅く、
そこは歩きやすく下草も掘って食べることも出来るのでしょうが、
そこだけでは食料は少ないので多少の移動をしながら暮らすのでしょう。
僕ならばスノーシューのお蔭で、それほど雪に埋まらずにすみますが、
彼らは積雪の状況により雪融けまでに個体数が大きく減ることもあります。
近年は北海道だけでなく全国的にシカの個体数が増えて、
それに伴って森の木々や作物への食害も問題視されていますが、
こうした雪に埋まっている様子を目の当たりにすると...なかなか考えますね。
***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****
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つよし
『 知床の野生動物/4K動画総集編 【shiretoko wildlife】』

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