水際の春。

最近は一人での散策が多かったですが、今日は友人と森歩き。

昨年は5月下旬頃に訪れた時にはミズバショウの花も終わっていて

大きな葉っぱばかりになっていた湿原に、また2人で訪れました。

すると...それはもう、、見事なものでした!一面の花畑です。


ミズバショウは風や昆虫の媒介によって受粉することもできるそうですが、

写真を撮っている時には気がつかなったですが、ちょうど小さな虫が。

仲間の種類になるザゼンソウは花の匂い(臭い)によって昆虫を惹きよせて

受粉の助けにするとも聞いたことがあるので...ためしに鼻を近づけると、

それほど強いわけではないですが”臭い”...腐敗臭に似た系統か。

(北アメリカに分布するというアメリカミズバショウはかなり臭いそう。)

臭いの成分の濃度によるものか、違う由来からか、僕らには臭かったです。

ギョウジャニンニクも場所によって一面のように生えていました。

昨年の時には山菜として食べられそうな時期にはちょっと遅かったので、

ほんの2,3週間でかなり状態が違うものだと思わせられました。

かえって日陰の雪融けの遅れたようなところは小さいくらいでしたが。

この森では白いキタコブシの花も咲き始めようとするくらい、蕾。

それでも、ようやくの待ちに待った開花が始まろうとする様子に

ただ眺めているだけであっても幸せになれそうな時間でした。

そうしていると...急に雲が増えてきて冷たい風が吹きだしたので、

これは雨も降りだしそうに感じて慌てて戻ってきたところで、雨粒。

パラパラ降っていたウトロの町にはキタコブシが咲いていました。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、

冬はスノーシューでの自然体験ツアーをしています!

その他のネイチャーツアーもHPよりご相談下さいませ。


つよし