海霧のそばの知床五湖。

例年の5月~6月頃には(近年は7月にも)、しばしばあることですが、

流れこむ海霧で森や湖が真っ白に包まれて対岸すら見えないということ。

実際に昨日の知床五湖も海霧によって”そのような状況”だったそうで、

幸いなことに僕が案内した午前中は写真(上)のように晴れてくれましたが、

観光船が濃霧で欠航になった時間もあり、様々な影響を及ぼしています。

知床連山と湖を写真で撮っていると海から冷たい風が吹いてきて、

こうした気温の低さも新緑の広がりのペースを遅らせるかもしれないですね。

知床五湖のミズバショウは場所によって葉が大きくなってきましたが、

地上遊歩道から見られる群生地の全体的には今が見頃をむかえています。

風景として、これに森の新緑の鮮やかさや、山々の残雪が加わると最高ですね✨

午後からは森の奥の秘沼(ポンホロ沼)までのご案内でした。

こちらも海霧には包まれず羅臼岳の雄姿が見ることが出来たので、

その水鏡になった世界の青の深さや木々にお客様と見入っていました。

今年は沼の水が少ないので、どこかで雨がシッカリと降らないかぎりは

もしかすると6月上旬には沼としての姿はないのかもしれないです。

おそらく、どこかで帳尻を合わすように大雨がくるようにも思いますが、、

それはそれで...なんだか複雑な気持ちでもありますね。


様々な思いがありながらも、今日の風景が素晴らしかったです!




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし