じっと見つめるオオワシ。

朝方にも雪が降ったようで、水分の多い重たい雪が周囲を白くしました。

僕の起きた頃の時間帯には晴れつつあって、朝陽が眩しく輝かせており、

ちょっとドライブに行って散歩をしてみると清々しい空気が良かったです。

まだ知床の川には多少のサケが遡上していたり、死骸があったりするので、

そうした場所にはオオワシやオジロワシ、時にはその他の猛禽もいたり、

河口部には大勢のカラスやカモメも集まっている事がありますね。今日も。

いつもは高い木の枝から川や海を見下ろしているオオワシですが、

ふと僕が川を見ると、その中の岩にとまってワシも川を覗いていました。

こうして...動かず待ちながら来たサケを捕ろうという戦法なのでしょうか?

結局は別のワシたちが騒がしく鳴きながら来たもので、諦めて去るのでした。

気温がグッと下がる厳冬期には川から上る水蒸気が木々の枝で凍って

白く氷がつく霧氷が見られることがありますが、今日の白さは雪です。

川の音に耳を傾けながら一面の白銀の世界、ただ、こうした美しさも

ほんの束の間の儚さが伴うもので、朝陽に融けては散っていく雪の音。

はらはらと、この瞬間の空気を煌めかせながら、葉のない枝に戻ります。




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つよし