風に戯れるは大鴉

ワタリガラスはカラス科の最大種で皆さんがよく見かけるカラスより一回り大きい種類です。冬鳥(渡り鳥)とされていて、日本では冬季に主に北海道東部で観察できますが一部の熱狂的なワタリガラス好きにしか興味をもたれないのが哀しいところですね。


世界的にも北方の神話や寓話の中に語られる野鳥で、人間界と自然界、または人間界と神々の世界を繋ぐような存在です。また、そういった事は別としても、何パターンあるの?と思わせる複雑な鳴き声だったり、上空でアクロバティックに仲間と遊ぶような行動も観察していて面白いのですけど…ね。


ここ数日はワタリガラスを観察することが多いです。10年ほど前までは冬季の知床では見かける数自体も多かったように思いますが年々と渡ってくる個体数が減った印象もあります。今日は10~15羽が群れるように断崖を飛び交っていました。近年で考えると珍しい光景に出会えて嬉しかったです。




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