山々に詠えば

僕は今年初の山スキーへ友人と行ってきました。毎年恒例の”あの山”へ。

昨年の同じ時期にも感じたことですが、積雪の少なさに驚きます、

どうにかスキーやスノーシューは出来る程ですが、ササがでており、

もう少し倒木も雪に埋まってくれると状況としては良いのですが。

それでも、森の木々が雪をかぶった様子は荘厳ですらありますね、

たくさんの野生動物の足跡の中にはエゾクロテンのものありました。

真っ白な雪の上に散らばる野鳥の羽、様々な場面も思い浮かべます。

山登りというほどでもないですが、久々の本格的なトレッキング...

山の頂上に着く頃には汗だくに、気がつけば僕はシャツ一枚でした。

心地よい疲労感の中で、幸いなことに風がなかった山頂でひと休み。

今日の真っ青なオホーツク海、一カ月もすれば流氷に覆われているはず、

あらためて『知床』を初心にかえって想うと、スゴイな!と。(安直ですが)

友人と2人で、この地で生きていく、自然の中で仕事をする、その贅沢さ、

2019年の初めから、何だか嬉しさをかみしめながら、眺めていました。


すると、甲高い独特のアノ声、コァ!コァ!とワタリガラスが鳴いています。

僕の大好きな野鳥の一つで、急にテンションが上がりながら探せば、3羽。

おもに冬になると知床でも観察する機会がある、極北に生きる印象のカラス、

10年ほど前に比べると一つのシーズンに観察する回数や数も減りました。

知床にやって来るワタリガラスは、どこから渡るのでしょう?謎も多い、

おそらくは知床半島のエゾシカの生息数の増減も渡りに影響はするでしょう。

彼らの面白いところは”遊び”をすること、今日も...きりもみ飛行をしたり、

追かけ合ったり、その行動に意味はあるのか、ないのか、興味深いですね。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし


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