白く、全身が傷だらけになり弱りきったサケ、川の縁で、浅瀬に乗り上げて、
かろうじてヒレや口を僅かに動かしてはいますが、それも止まろうとする時。
この川で生まれ、旅立ち、海を巡る長い旅の途中では幾度となく危機を越えて、
生涯の最後に命を繋ぐ為の帰路、そして、命の火は消えようとしています。今。
舞い落ちる木々の葉、晩秋の物悲しさに何か希望に似た熱いものを感じるのは、
何かが終わろうとも、次の何かが始まることを想ってしまうからのでしょうか。
海から森へ。遡上するサケが、ゆらゆら。
森から海へ。流れて落ち葉が、さらさら。
秋ですね。秋ですね。もう冬も近いです。
***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****
原生林・フレペの滝・知床五湖のトレッキング、1組だけ貸切ツアー、
冬はスノーシューでの自然体験ツアーを催行しております!
その他のネイチャーツアーもHPよりご相談下さいませ。
つよし
0コメント