時よ止まれ、お前は美しい

知床のサケやマスの遡上も終わろうとする季節、川によっては水面が凍って、

より氷が分厚くなったり水面に雪が積もったりして中は見えなくなりますが、

昨日と今日の暖かさもあって少し表面が融けたのか、透き通っていました。

すると、すでに息絶えてはいますが、そのままの姿で凍りついている魚影が、

実際には腹側が天をむいてひっくり返っているようですが、まるで泳ぐ様子、

そこには死を感じさせる仄暗さはなく、躍動する刹那を閉じ込めた美しさも。

氷の下で川の流れ自体は冬もあるので、きっと春を待つまで迄もなく分解され、

新たに生まれくる稚魚たちよりも先に、あの海へと旅立つのかもしれません。

川岸に打ち上がったものは野鳥や野生動物が明日を生きる熱になるでしょうか。

カムイ、ポプニカ、アーホイヨ、そして、願わくば命が廻りますように。

河口でカラスが軽快に歩いていました。そう、もうちょっと歩いてみな。




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