キツネがゆく雪原。

1月らしくない暖かさの中(ウトロでは最高気温が+4℃)、

スノーシューで汗かき歩んでいくと...ようやく見えてきた海に一休み。

そして、海から雪原、森をぐる~っと見まわしていると、

進行方向からキタキツネが足どり軽く颯爽と歩いてきました。

あちらも時おり立ちどまって、耳を澄ませて何かを探しているようですね。

僕らには全くの静寂で、不意に少しばかりの野鳥の鳴き声が聞こえてくる位ですが、

彼らには僕らとは違った、ある意味の別の世界があって、、

僕らのわからない気配や、僕らの聞きとれない音が確かにあるのでしょう。

そんな事をイメージしながら見つめるキタキツネの動向は面白かったです。

今朝、ウトロの町から見る海には流氷が白く覆っていましたが、

この散策で辿り着いた断崖から眺める海は、青い海も目立ちます。

知床半島の先端まで続く氷原ですが、日々や、その時間で、

だんだんと変化をしていきますね。まだ流氷が落ち着かない時期でもあります。


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