ただ見つめる

少し屈んで見つめる倒木に生えた苔、鬱蒼と茂る様子は一つの森のようです。

僕は苔やシダの種類には詳しくはないので、かえって純粋に景色として観られ、

きっと草木ならその名前を思い浮かべ、そこから色々と思いを馳せるのですが、

(知識として種類や生態を知ることは大切ですが)情報は時として雑念のように

物事を観察する場面で妨げになる事もあるのだと最近は思うようになりました。

ただ自身の求める景色を探すのではなく、あるがままに感じて見つける喜び。

とくに写真を撮る時に意識します、自身の求める構図で撮ろうとしていないか、

この構図に至る為の準備で疲れてはいないか、それって本当に”面白い”のかな。

ただ見つめる、無心になって、考え込むことなく、それも一つの自然の見方。

幼い頃に見たあの景色のように、誰かの面白いより、自分の面白いも大切に。




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