突きぬけるように青空。

見上げてみれば、木々の先にひろがる青空の清々しさ。


また曇りの予報であった知床のウトロ側。

どうも明け方には雨が降っていたようで、路面が濡れていましたが、

それも差し込んできた日差しに乾いていくことがわかりました。

知床五湖の地上遊歩道も予想していたよりは泥濘もなく、

緑が深くなってきた森に木洩れ日が穏やかで、そして美しかったです。

午前中には地上遊歩道でヒグマの目撃があったのですが、

それは僕のご案内するツアーの後ろの班でのことで、

無線で情報を聞いただけで自身の目撃や遭遇はなかったです。


涼しい風が吹き、気温も高くない過ごしやすい陽気に、

野鳥や動物たちも淡々と活動をしていたように思います。

おそらく同じ親子ジカ(写真)が最近は高架木道から観察できています。

何の警戒もせずお乳をねだる無垢な印象の仔ジカに、

他の時期と違い周囲への警戒を怠ることのない母ジカの視線。

6月の空の下に季節は巡っていこうとしています。