十一月三十日鳴く海2019.11.30 08:24誕生日の日の海も明日の海も海は海。海のむこうの海岸線で同じ海を眺める人の見る海も同じ海。楽しい日の海も悲しい日の海も特別なようで特別ではなく海は海。たとえ僕がいつか死んでも海は海として今日も明日も鳴いている。それでも寂しくもなく儚くはなくただただ海である海が僕は誇らしい。*** ...
60のゆりかご2019.11.29 08:25森歩き、ちょっと一息、倒木に腰を掛けて。見上げて、ぼんやり想う、常緑のトドマツの葉を通りぬけて、さらに、キラキラと光る星々のような、木洩れ日を通りぬけて、そのむこうの本当の空を通りぬけて、川のように流れる風に浸かって、遡上するサケになって、上っていった先に、見えてくる銀のカシワの...
それはもう寒いです。2019.11.28 08:15今朝は雪も積もってまた町も真っ白くなっていました。車の窓も凍結。これまでは日中の気温の上昇で道路の雪も融けていたように思いますが、今日は一日いっぱい氷点下で、雲の隙間から陽が差しても融けきりはせず、かえってアイスバーンになっており、運転は注意が必要な状況でした。。。こうして冬がじ...
薄雪と湧水の森2019.11.27 08:25ウトロの町や海岸線はそれほど雪は積もっていませんが、少し標高が上がり、川沿いの斜面を登っていくと、数日前の降雪によるのか一面が銀世界でした。よくシバれた今朝、指先がジンジンと冷えますが、陽光に気持ちも温かいです。
漁港と知床連山2019.11.26 07:59階段を駆けのぼって、オロンコ岩の展望地から眺めるウトロ漁港周辺の景色。夕焼けに染まる海岸線を車が行き、森の先の知床連山が浮かぶように光って。*** 自然ガイド 知床ころぽっくる ***ころぽっくるHPはコチラからご覧に。⇒ https://www.shirekoro.com/原生...
UPDATE2019.11.25 09:42一日にして今日は雪景色。日々こうして変わっていく景色。もう一度、白く。いつも新鮮な気持ちで眺めることができれば、それは素敵なことですね。*** 自然ガイド 知床ころぽっくる ***ころぽっくるHPはコチラからご覧に。⇒ https://www.shirekoro.com/原生林・...
考えごと?2019.11.24 08:52最近は断崖部を散策する時に、僕らの頭上を飛び去っていく姿を見ることが多いオオワシ達ですが、今日は河口の木にとまる様子を観察することが出来ました。まだ遡上するサケやその死骸を数は少ないものの得ることが可能な為でしょう、時には数羽で集まっていることもあります。海岸線に並ぶ木々で休憩中...
見渡せば、青。2019.11.23 08:34今月に入ってからでは今日が一番天気が良く暖かく穏やかであった気もします。ほぼ快晴であったお昼頃は清々しく澄んだ空気に、雪積もる知床連山も美しく、だんだんと傾いていく陽に染まる森と草原、海と空の色を際立たせていました。見渡す断崖の周囲にのびる獣道、そこには様々な動物の足跡がどこまで...
twilight2019.11.22 09:12日没から時間が経ち、消えていく明かり、さらに呑みこんでいくような海原。深まる暗闇でも、目が慣れれば波の音も心地が良いのかもしれないですが、闇に一人で取り残される、その根源的な怖さを思い起こす時間でもあります。*** 自然ガイド 知床ころぽっくる ***ころぽっくるHPはコチラから...
浅く雪の積もる森2019.11.21 08:47長靴で散策。もちろんスノーシューを使う程の積雪にはなっていませんが、知床(ウトロ側)の海岸部の森でも薄っすらと足元を白くさせる光景があります。(ただ、どちらかと言うと...吹き溜まった落ち葉の深い場所がよりフカフカ。)
そして、氷瀑へ2019.11.20 07:28最近は気温の低い日が続き、今日も最高気温でも2℃、風が痛いくらい冷たい。1週間ぶりに訪れたフレペの滝の遊歩道は突風のような勢いで吹きつける風が、断崖部に近づくと荒れ狂う海から吹きあがってくる雪のような潮のような粒、細かい氷も混じっているので、まともに目をあけて確認することも出来な...
綺羅星が瞬き始める頃。2019.11.19 09:04日没。まだ仄かにオホーツク海のむこうが赤く、紺青色の緞帳が降りる最中、悴む指先、海岸線に灯っていく町の明かりが不思議なくらいに温かく感じます。だんだんと暗く暗くなって、見上げる空と海のむこう眺める空に点る星々の光。じんじんと冷たい風の中、じんじんと胸に染み入っていく、僕の好きな時...