大雨の後に静まる森。架かる虹。

昨日の夕方から今朝にかけては知床のウトロ側でも

雨が激しく降り続いて、かなりの雨量になりました。

同じ斜里町内では川の増水によって(現時点では解除されていますが)

避難指示や避難勧告がでていた地域もありました。

それだけの雨が降った森は、至るところから水が染みだしています。

普段では水など湧いていないところからも染みだす小川もあって、

このような場所は土砂崩れなどの恐れもあるので注意が必要です。

そうした心配な部分もありますが、台風の後の森は静まりかえって、

草木の緑が不意に差し込んできた陽光によって、美しく輝いていました。

遠くから耳にとどいてくるカエルの鳴き声も、どこか懐かしいですね。

これから1週間くらいは散策にも様々な注意がまだ必要ですが、

どうか安全に森歩きを楽しむことが出来たら良いなとも思います。

帰る頃になって、また日差しが強くなってきました。

その一方で不安定な空からは雨粒も強く降りしきっています。

温かな太陽と雨の冷たい温度が不思議と心地よかったのですが、

さらに素晴らしかったのは、空いっぱいに架かった虹です!


その色彩には、考えようもなく、ただただ見入るのみ。

瞬く間に現れては消えて、儚くも壮大な光の芸術でした。



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