波と滝の飛沫シャワー!

爽やかな秋を越えて...晩秋や初冬を想わせる寒さになった知床。

午前中のツアーで「フレペの滝」を散策していた時の気温は5℃です。

さらに強い風が吹きつける中に、雨や霰が降ることもあって、、

その体感温度はさらに低かったことでしょう。とくに断崖部では。


海を眺めながら歩んでいくと...また雨?と思わせる水滴が降ってきます。

ただ、どうも”それ”は雨ではない...海から吹きあがる波飛沫と、

すぐ下の断崖の隙間から染みだす滝の飛沫であったようです。

時に少し塩辛く、時に味はなく、草原へと降りそそいでいました。


この状況に、、きっとお客様方も寒かったでしょうが、

こんな体験はなかなか出来ないから面白い!と

以外と楽しまれているようで、僕も嬉しく思いました。

本当に寒い中の散策、おつかれさまでした。ありがとうございます!

その後は、エゾシカや他の動物を探しながらドライブをしていくと、

途中の高台から知床連山に積もる雪が白く中腹あたりに見えました。

そうそう、「国道334号 知床横断道路」は路面凍結の恐れがあると通行止め。

あの雪が見えた付近と、だいたい同じ標高あたりに知床峠もあるので、

次に通行止めが解除された時には間近に雪を見ることも出来るでしょう。


そんな事も考えながら、今度は川を見下ろしてみるとヒグマが見えました。

遡上しているサケやマスを捕ろうと川の中に入って3分ほど、

苦戦することもなく口に(おそらく)マスをくわえて出てきました。

でも、なかなか食べないでポイと放り出しては...くわえて、

また放り出して...と遊んでいて、川に落として少し慌てて捕まえて、

(人間の子供なら食べ物を粗末にしちゃいけません!と怒られそうですが)

最後は森の木々の陰で食べていたようです。貴重なシーンが見られました!