暮れるまで眺める夕景に

夕方も16時には暗くなってしまう12月のこの時期。

夜の長さに、時には憂鬱になる方もいるのかもしれないですが、

天候の良い日には澄んだ空気に夕陽や知床連山が素晴らしいです。

そんな日は、日没の40分前くらいになると期待で空を眺めがち...

今日は『オロンコ岩』にまで行ってみることにしましたよ。

※階段の積雪や凍結にご注意を。閉鎖の日もあるかもしれないです。

階段を上って15時20分頃なら写真一枚目のような、山も黄金色でしたが、

それから10分もすると山々も周囲の風景も少しずつ赤く染まってきて、

それは鮮やかかつダイナミックですし、かえってリアリティーがないような

神秘的な存在感すらあって、不思議な魅力にひきこまれる風景でした。

ただ、帰りの階段のことを思いだすと長居は出来ないので、、

名残惜しくてしかたがないのですが...暗くなる前に早足で戻ることにしました。

そうして、凍結した階段をゆっくりと、、オロンコ岩を下り終えた頃に、

ちょうど知床連山が今日一番の赤さに染まっていることに気がつきました。

この時期は訪れる方も疎らですが、ウトロの街角にも素敵な場面がありますね。

まだ一部の刺し網の漁師さんは港に漁船があり忙しいそうですが、

漁期を終えた定置網の方は写真のように陸揚げされた漁船が並んでいます。

暮れていく一日に、心静かに備えるばかり。夜になれば冷えるでしょう。