融ける、フレペの滝。

曇り空だった今日ですが、午後から晴れてきたので

1週間ぶりくらいにフレペの滝の様子を見に行ってきました。

散策路の積雪としては、断崖付近の草原はほぼ地面が見えていますが、

歩くとなると全体の半分以上が雪上になるので長靴はまだ必須です。

また、数日ぶりに眺めることが出来た知床連山は真っ白け!に。

標高の高い場所ではけっこうシッカリと雪が降り積もったようです。

その一方で、フレペの滝の氷瀑は一部だけ残して融けて崩れたよう、

きっと展望地から見た観光客の方なら滝の上は雪だと思うのでしょう。

雪融けに見えてきた下草を食べているエゾシカたち。

人が来ても...それほど逃げるでもなく黙々とモグモグと。

多少の警戒心はあるので一定の距離になると避けますが、

それよりも食事が大切なのでしょう。ようやくの春ですし。


考えてみると今シーズンは、やせ細ってあばらがでるほど

そんなに痩せているエゾシカの姿はかなり少ないように思います。

積雪が多かった年には冬の間に力尽きてしまった仔ジカの姿も

春の森には雪の下からでてくることもありますが、それも少ないような。

知床半島でも生息数が多い野生動物ですが雪の影響を受けやすい生き物です。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし