緑の絨毯(じゅうたん)。

早朝のツアーから一日の始まり。今日も天気が良くて、暑くなりそう。。。

ただ、午前6時頃ならお日様が温かいくらいで、爽やかな空気の草原です。

このフレペの滝の周辺では、まだキオンやハンゴウソウが咲く前なので

一面の草原にはワラビの繁茂が目立っており、わさわさとした先に海の様子。

そんな鬱蒼とした緑の足下(遊歩道のそば)には、ナミキソウが咲いていました。

ささやかに朝陽に照らされて風に揺れる姿が僕は好きな、初夏から夏の花です!

あっという間に暑い。汗かきながら散策して、日中は原生林の先の沼の跡へ...

同じ時期でも、雨が続いた昨年なら、まだ雪融け水・雨水の溜まった沼でした。

今年は6月下旬の時点で水は干上がっており、小さなシダが生え始めていて、

今ではすっかりと緑の絨毯のように、分厚くこの空間を覆いつくしていました。

勿論ながらずっと晴れていたわけでなく、最近まで雨や濃霧が続いていたので、

もともとの沼としての規模が小さかったことも影響していると思います。

日にちは変わって、昨日の森で見つけたフタリシズカだと思われる花。

あまり普段のツアーで散策する場所には見つけることもなく(気がつかず)、

咲いている時期としても本当はもう数週間は早い頃の花に思うので、

はじめは何の花なのかピンとこず、葉はヒトリシズカに似ていたので

その実なのかな?でも、白いことはないはず...と、しばし考えていました。

春先(5月頃)の周囲に草花がほぼない時期に咲くヒトリシズカに比べると、

通常は6月に咲いているはずのフタリシズカは緑に覆われて見つけずらいですね。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし