色とりどりの森にシマリス

朝からちょっとばかり薄曇りの一日になった今日ですが、

秋らしい爽やかな空気で森の散策をするには良かったように思います。

歩いて、歩いて、立ちどまり耳をすませば静まりかえった空間に、

野鳥の声やキツツキが木を突(つつ)く音、落ち葉の上を何かが動く音、

木々の葉に目をむければ...エゾシマリスが、ガサガサと枝を揺らして

イタヤカエデの種子を採って頬袋に溜めていく様子を観察できました。

少しすると幹を下りていって笹やぶの中に消えて、、また戻ってくると、

その時にはパンパンだった頬袋がすっきり元の輪郭になっていたので、

この近くの冬眠穴に収納してきたのでしょうね。行ったり来たり忙しそう。

また別のカラマツの多い散策路にも行ってみると紅葉の具合が最高でした!

それはカラマツ自体ではなく幹に巻きつくツタウルシの葉がです(写真2枚目)。

また、海岸部の森の広葉樹の黄葉・紅葉が終わった11月頃には、

この木の葉も鮮やかな黄色に染まるはずですので、それも楽しみですね。

今年はかなり実りが少ないように思われる知床(ウトロ側)のヤマブドウですが、

その蔓によっては立派な実が生ったものもあるようです。紅葉も美しく。

おそらく動物たちが秋に食べるのに選ぶものの順番としてドングリ等に比べ

優先順位が低いようで、例年も晩秋の頃に食べらているように感じます。

ここでも、その頃にはヒグマも木に登っているのかもしれないですね。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし