ぽたぽた、しずく。

冷たい雨が降ったりやんだりしながら、青空も少し見えた今日です。

午前中に事務仕事をした後、ウトロにでる用事があったので、

ちょうど雨もあがったことですし散歩に行ってみることにしました。

トドマツの若木が茂る林道を歩けば、その葉についた水滴が綺麗で、

その中に広がる小さな世界を覗いてみると、そこにも秋がありました。

先月の台風による倒木も多くて、思ったよりも大変な散歩になりました。

昔に使われた道は今は通行する車もなく年々とトドマツが成長しています。

顔の前にくる枝や葉を掻き分けながら進んで、、ちょっと後悔。帰りたい(笑)

知床の原生林の奥に一本のトドマツが成長していく、その同じ時間の流れの中に

かつての人々の生活の跡にも、こうして森へと戻していく別の流れがあります。

ただ、それらは本来は別の流れではなく全く同じものなのかもしれないですね。

そう考えれば町に暮らす僕も、森に暮らす生物も、同じ流れの中にいるのです。

水滴の中の世界のように、表や裏もなく、等しく同じ季節の同じ世界でしょう。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし