木、光が差したり陰ったり

今日も海岸部では風は強いものの、わりと穏やかな天候でした。

上空の雲の流れる速度に(雲の)切れ間から陽光が差して温かくなったり、

ちょっと汗ばみそうだなと思っていると、また陰ってきて寒くなったり、

その瞬間、瞬間で体感温度が全く違ってくるのも、やはり驚きますし、

さらに風が吹いてくると極寒に感じたりして、知床らしくも思います。

雪原のスクリーンに映る木々の影も現れては消えてを繰り返しました。

冬の知床五湖、その森に生える木々たち。

今は一日に2度(午前と午後に)僕らのようなツアーの人々がやって来ては、

そうした時には様々な言語が大きな声で響き賑やかになるのでしょうが、

その波のようなものが過ぎ去っていくと、また静寂に包まれるのでしょう。

時々は小鳥たちが群れで来て鳴いたり、キツツキが木をコツコツ突いたり、

キタキツネやネズミが雪上を歩き去っていく音もするのかもしれないです。

それは僕らの知らない、想像でしかない、また別の静寂の世界のお話し。

ここに立っている木々たちだけが聞いている、また別のお話しでしょう。





***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、

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つよし