今朝も薄っすらと積もるくらい雪が降ったようで、白い雪原や森に幾つもの
キタキツネたちの新しい足跡が残されていました。さすが早起き(?)ですね。
今日の僕は知床五湖のスノーシューツアーを午前と午後で2周してきました。
朝一番の清々しい空気を楽しみながらキタキツネの足跡を辿るようにして、、
(昨日までのスノーシューの跡をキツネが歩いている為…)進んでいくと、
遠く湖のそばで日向ぼっこしているキツネの姿が視界に入りました。
冬毛でモコモコした様子は可愛らしく、お客様方と嬉しかったですが、
どうも黒い、逆光だとしても身体の色が全体的に黒いように見えました。
双眼鏡で確認してみると、それは顔や背中、腹が黒い『十字ギツネ』でした!
この体色のキツネを見たのは何度めでしょう?知床五湖では僕は初めてです。
十字ギツネとはいっても、そういう種類ではなく同じキタキツネ(アカギツネ)。
野生でも遺伝子的な要因でこうした体色が出現しないとは言えないでしょうが、
毛皮用としてかつて北海道で飼育されていたギンギツネ(銀や黒い体色)と交雑し
このキツネの親でないとしても、おそらくはその子孫になるのかと思います。
他の個体と体色が違うことでハンディキャップを負うこともある野生動物たち、
そうした事も経験して生き残った結果なのか、とても警戒心が強かったです。
また巡り合わせによっては、再会する日も来るでしょうか?珍しい場面でした。
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