今日は3月に入ってからは一番に晴れたように思う、澄みきった青い空です。
知床五湖の散策でしたが、湖面(雪原)の照り返しが眩しいくらいですし、
イタヤカエデの枝には舐めたらきっと甘いであろう氷柱(つらら)がありました。
ふと森の中で木の枝を見たら、その樹種とは全く違う葉が飛び出ていました。
それも、枝からというよりも幹の途中のような場所に肉厚な緑色がニョキっ!
どうもこれは...ココに寄生しているヤドリギの芽(若木)であったようですね。
ただ、野鳥の糞等から樹皮について光合成ができるような写真の葉になるまで
種子が根付いてから3年以上が必要であるそうなので、そう思うと貴重な場面。
同じ木の少し上には、やや成長した様子のヤドリギも見つけました。
ほとんどは僕らの背丈なんかよりもずっと高い場所についていますし、
木々の葉が茂る頃にはその中に隠れてしまい全く気がつくこともなく、
落葉した後に...ふと見上げた時に緑色のボール(塊)を見つけるだけです。
「クリスマスのヤドリギの下でのキス」の言い伝えが西洋では有名ですが、
積雪を考えたとしても、こんな低い場所だと大変だろうなとか思いました。
今日は知床五湖への移動中に、道路付近の森を行く十字ギツネを目撃しました。
先月、今月と僕は同じ個体だと思われるキツネに出会っていましたが(3回目)、
こうして知床五湖を離れていくことを思うと、再会はないのかもしれないです。
知床の森の奥へと消えていく後ろ姿、どうぞ強く生きていってほしいですね。
***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****
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つよし
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