流れていく雲

今日は空気は冷たいものの朝から晴天、かえって清々しいくらいの陽気でした。

知床五湖を散策していくと久々のように(適度な音量で)セミの声を楽しんで、

風があったお蔭か地上遊歩道の蚊も、ほぼ気にならないくらいで良かったです。

数日ぶりに訪れた知床五湖でしたが、ミズバショウを掘り返した生々しい痕が、

この季節は知床五湖周辺も生活の場にしているヒグマ達が食料にしているので、

こうしたミズバショウの根元を掘った痕が日に日に増えていくという状況です。

(だからといって必ずしも散策中に遭遇するわけではないので、どうぞご安心を。)

颯爽と歩んでいくツアー終盤の高架木道、山々を雲が呑みこんでいきました。

知床も明日の天候が心配ですね。雨と風があまりひどくならければ良いですが。

場所は変わって、車で海の見える道路を進んでいくと対岸の断崖にヒグマの姿。

それも、大きな背中を懸命に追かけていく小さな黒いのが!かなり幼い仔熊も。

親子熊ですね、この冬に新たに生まれた子供を1頭連れて歩いていくお母さんと

時にじゃれついたり、お母さんを追い越して前を駆けていったり、元気な子供、

こうして遠目で観察していれば、微笑ましい限りですが、散策時には嫌ですね。

もし森で仔熊を見つけてしまったら、絶対に近づいてはいけません。。。

こんな”厳つくて、勇猛果敢”な存在がすぐそばにいる可能性が高いのですから。


また、思います、この小さな命が幸せに穏やかに育っていけますようにと。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、

冬はスノーシューでの自然体験ツアーをしています!

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つよし