もっそ!もっそ!

散策中に遠くの草原部を眺めていると、草むらの中に黒く大きな塊が。

きっと...動いていないと、人によっては岩なのだろうと思いそうですが、

この付近をよく歩く僕には、あそこに岩など無いことは知っていますし、

また『別の可能性』も頻繁に体験している者には、ほぼ正体がわかります。

そして、それは動き始めました。もっそ、もっそ、がっさ、がっさ、、と、

こうなれば知床を訪れている方ならばわかることでしょう。ヒグマでした。

地面を掘り返しては何かを食べているよう、きっとアリを探しているのです。

この季節には、こうして食料となる昆虫を求めて歩きまわる個体がいるので、

アリの巣があるような海岸部の草原、セミの幼虫がいるような木々のそばは、

散策時には近距離での遭遇をしないように、音だし、声だしをしましょう。

ササやハンゴンソウなど、背の高い植物が茂り見通しが悪い場所も多いです。





***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、

冬はスノーシューでの自然体験ツアーをしています!

その他のネイチャーツアーもHPよりご相談下さいませ。


つよし