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友人と、まだ見ぬ風景を求めて知床の奥地へ向かいました。またまた...。

今年の5月にも雪が残っている状況を利用して初めて訪れることに成功した湖、

その時には周囲に茂るハイマツや背丈を越えるであろう笹やぶも雪の下なので、

僕らが見てきた知床の湖や沼の中でもトップクラスに美しい場所に感じられて

再訪したかったのですが...障壁がない残雪期以外は難しいかと考えていました。

また、今回は前回とは全く違う出発地点からだったので途中で戻る可能性も。

案の定ですが、想像したとおりの、、物凄いササやハイマツに阻まれながら...

・・・到着!すっかり緑が深くなっていて、少し黄葉の気配もありました。

何よりも天候に恵まれて、青や緑に輝く湖面と滝の音、森、そびえる山々まで、

湧水の小川に、崩れた岩が重なる風景、あまりに独特で、また素晴らしいです!

この付近はまだ良かった。。。この後に知床の洗礼、やぶ漕ぎ地獄が。

汗をかきながら見晴らしの良い場所まで上ると、周囲の山や海が見えてきて、

何故だか僕にばかりたかる大量のハエをはらいながら風景に見入っていました。

今日は二つの湖を探したのですが、写真(上)の場所は涸れてきて、田んぼのよう。

魚がいるようではなかったですが、ミサゴ(よく魚を捕るタカの仲間)がいました。

カエルや、別の湖にいる(かもしれない)魚を狙っていたのかもしれないですね。

湧水の川や小さな滝、手を浸けると指先がしびれるくらい冷たくて驚きました。

この水もどこから来るのか、僕らが今日や今までのトレッキングで見たものなど

この知床のごく一部でしかなく、地形図で知ることも最低限の情報でしかなく、

実際の”そこ”には、悩ましく時に絶望させる一帯のササやハイマツの壁があり、

書いていない小さな川を越え湿原を迂回して、倒木や岩が遮ることもあったり、

突然の予想外の雨、、経験や知識を越えた場面に出くわすこともあるでしょう、

ただ情報から知ったつもりでいる人間に謙虚さや物事の畏怖を思いださせます。

そんな怖さも受け入れて、ひたむきに経験と知識を求めることも必要でしょう。

そうした先に冒険者の心を揺さぶるような景色が、自然があるのだと思います。


こんな写真など、一つの情報でしかなく、その美しさの全てではないのです。

知ったつもりに酔い”知れる”ことができる現代、そんなものは世界の欠片の片側。


【🎥 今日の冒険の記録映像として...湖は青く澄んで、もっと美しかったですよ。】



***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、

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つよし


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