ココもか。もちろん要因として幾つも重なった事にもよるのでしょうが、
雪融け水で増水して湖沼の規模として大きくなるはずの5~6月で考えると、
今年は知床のどの湖(沼)も水量が例年に比べると少なく、こうした状況に
周辺にも影響を及ぼしていることを感じられた今日の散策(森の下見)でした。
とくに湧水によって溜まっている湖(沼)になると、その傾向は顕著に見えて、
この訪れた沼と周辺の湿原は壊滅的にも思える光景に言葉にならないです。
数カ所の湧水の小川から沼に水が入りこむのですが、ほとんどが涸れており、
僕は初めて見るほどに沼は浅く、この沼から流れだし下流の湿原に入る川も
水量が少なくなっている為、湿原が乾燥してしまっている事がありました。
さらに今年の雨の少なさや気温の高さも湿原を乾燥化させているのでしょう。
この源流である湧水の少なさは、今年の冬の積雪の少なさも原因でしょうか。
(※一方で先日のブログで訪れた沼は水が多く、一概には言えないですが。)
また大雨が降れば沼自体は水量が増えて、下流へ流れだす川も水が増えますが、
湿原の回復は難しいのかもしれないです。年々と乾燥している点もありますし。
これも自然の中での変化、年代の経過として受け入れるべきなのでしょうが、
やはり何度も訪れ見てきたお気に入りの風景としては寂しい部分もありますね。
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