森の色彩に紛れる

今日も天気が良いです。鬱蒼と茂る木々に燦々と差し込む太陽は、

涼しい森の空気にちょっとの温かさを思いださせてくれるのでした。

海の見える断崖へとぬけると、ひろがる青い海と舞い飛ぶアマツバメ。

この空間にひたっている時間が心地良くて、

しばしの静寂にも耳を傾けていると...キョーン、キョーンと甲高い声。

僕らの向かい側にある断崖の森から聞こえてくる、それは野鳥の鳴き声、

どこにいるだろう?双眼鏡で探してみると...クマゲラの姿を発見!

真っ黒な身体に頭の赤さが際立っている大きなキツツキです。

森の色彩に紛れても、その神々しい存在感が素晴らしかったです。

この風景の中にも、見ることができなくとも多くの命が紛れているでしょう。

目で見えなければ耳を澄まし、聞こえなければ匂いを探し、わからなければ、

風を肌で感じ、太陽の熱を感じ、草木に触れてみて、季節を想えば、

なんとなく...どこかの命に触れられたような気持ちにもなれるでしょう。