雪虫の舞う午後の沼

今日は最高気温も20℃まで上がって、晴れ渡った空から陽光も、

ただ歩くだけであっても久々に汗ばむくらいの散策になりました。

このような日には生き物たちも...どこか季節に急かされるかのように

エゾアカガエルも足元にいたり、ヒグマの糞が点々とあったり、

写真の雪虫(トドノネオオワタムシ)も今日こそ引越し日和!とばかりに

木から木へとフワフワ、フワフワと舞い飛んで移動していました。


この昆虫の姿を見ると初雪は近い(実際には平地ではまだ...)と言われ、

秋の終わりを告げる使者、冬の使者とか呼ばれることもありますが、

寒い日が続いた後の、えらく暖かい日に見ることも多く、

いまいち初雪という実感のない事も”しばしば”のように思います。

今日のツアーで1週間ぶりに訪れた、森の奥の沼の様子。

意外なほどに綺麗に黄葉した木々が多くて、お客様も喜んでいました。

本来ならシダの草原になっているはずの場所に、夏の大雨で沼に。

水が溜まったまま秋も終わっていくのかとも考えていましたが、

そこまでの雨量になる日はなかった為か、だいぶ水が減りました。

もしかしたら来月中には涸れているのかもしれないです。


気温が上がって、一時期はいなかった蚊も発生していましたが、

それでも...佇んで見入っていたくなる、美しい風景がありました(^^)