スモモの花咲く季節。

知床の原生林の中にはない木ですが、開拓跡地などを歩いていると、

かつて植えられたスモモの木が生えていることもあります。

季節になると実ができて、それを食べようとヒグマが木に登っている...

そんなことも国立公園内の開拓跡地等では年に何度か目撃されますね。

もちろん今の時期は実には早いですが、ちょうど花が咲いてきました。

…とは言っても花のことなど僕は忘れていて、どこからか流れてくる

爽やかな甘酸っぱい良い匂いがあってから気がついたのですが。

きっと農家さんが住んでいた頃には、これから畑仕事の忙しくなる、

今年の天気はどうか、様々な思いも混じった匂いだったのでしょうね。

人が住んでいた時代から移り変わっても繰り返される自然の一場面。

その後は、開拓跡地を後にして...また違う場所を散策に向かいました。

ジョボボボボボボ、断崖の隙間から流れだしているのはフレペの滝。

フィールドスコープで覗いてみると、肉眼とは印象も違ってきます。

今年は例年に比べて滝の染みだす水量が5月初めから観察していても少なく、

もしかしたら6月が近づくと一気に水量が増えるのではないか?とも

僕も少し期待をしていましたが、山や森の雪融けが進んでいっても

まだ今のところは少ないままです。(それは例年に比べて極端なほど...。)

今後も定期的に経過を観察していきたいと思います。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし