嵐の後、嵐の跡。

昨日までの極限のような空模様から一転して、今日はよく晴れました。

ほとんど風も感じることもなく、陽光の温かさが本当に心地が良かったです。

この2日間ほどは、きっと野生動物や野鳥も...まともに活動できなかったのか、

少し海岸線をドライブすれば次々とオジロワシやオオワシが飛んでいきますし、

エゾシカたちも雪の深い森から断崖付近の草原に大集結していたりもして、

なんと思いがけずエゾモモンガが僕らの方向に滑空してきたり、大賑わい。

ようやくの好天に”みんな”食料を求めて忙しそうにも見えましたが、嬉しい。


そうして散策をしていくと、写真(1枚目)のような造形が雪原にありました。

ここは猛烈な風に吹きつけられて、軽い雪は飛ばされ、重い雪は削られ、

まるで砂丘に見るような様々な凹凸や模様が僕らの前に広がりました。

流氷は...想像以上に多かったです(^^)ウトロ周辺の海岸付近はビッチリでした。

これも風向きによっては青い海面が広がるばかりだったかもしれないですが、

今日の午前中から夕方頃までは、こうした見事な景色であったのだと思います。

(ただし、夕方になると...また風向きが変わって、一気に離れている場所も。。。)

こうした断崖部なんて嵐の日には近づくものもいなかったことでしょう。

ここに(一昨日・昨日に)自分がいることを考えるだけで恐怖でふるえます。

それでも、すっかり穏やかになった今日はエゾシカが、そう!大集結です。

彼らは、どこで、どう過ごしていたのでしょう。すごいな...と少しの敬意。





***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし