夕陽が流氷に灯す

この数日、ちょっとばかし知床を離れていましたが夕方に戻ってきました。

すると同様に流氷もその数日前よりも戻ってきていたように感じられました。

付かず離れず...というより不即不離、移ろう季節のように今日に執着はせず、

きっと冬だとか春だとかという境界は、その地に生きる人や動物には重要でも、

あくまでも自然の事象の中では、さして意味はなく現象でしかないのでしょう。

夕方の光景が見る者の心を揺さぶるのは、生きている、命にも火を灯すような、

生まれて、いずれ死んでいく、それすらも本来は自然の中での事象でしかない、

それを無意識に想えばこそ、染めて消え往く陽が美しいと目に映すのでしょう。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし