あおぞら

ほぼ快晴のような空がひろがった今日の知床。風が強まる時間もありましたが、

澄みきった空気は清々しくて、青空の濃さが目にも心地が良いくらいでした。

いつもの友人はまたスキーで山に行くと言っていましたが、僕はまた森へ...

スノーシューで春から初夏に沼になる場所へと散策に向かうことにしました。

今月(2018年の3月)は気温が高めに推移しており上旬には大雨の日もあったので、

そうした状況の中で多少は何らかの変化はないものか?とも思っていましたが、

そこには例年通りの雪原がひろがるばかりでした。羅臼岳は綺麗でしたが(^^)

夏季シーズンのツアーで散策する時には全く違うルートになるので、

僕の好きなこのダケカンバを見られるのも...雪のある今だけのこと。

おそらくは丈の高いササに覆われてしまって獣道もわかりづらいですし、

人間が容易く歩くことは出来ないでしょう。…マダニも多そうですし。

周囲のトドマツにはヤマブドウの蔓が巻きついていて、幹にはクマの爪痕。

キタキツネやネズミの足跡が雪上に無数についていて、エゾリスのものも。

また、エゾモモンガの食べ散らかしたトドマツの葉があったりもしました。

深い森、近くには川もあり、野生動物たちの聖域のような雰囲気も漂います。

そこに歪に根を伸ばしながら立つダケカンバ、ご神木のような佇まいです。


人知れず。ふと思いますが、人が知らなければご神木でもないのでしょう。




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし