羅臼湖と森の奥の沼。

今日は午後にお客様のご案内がなかったので事務仕事を終わらせたら、散策へ。

これからの時期、貸切の一日ツアーで訪れることになりそうな羅臼湖の下見、

たしか前回に歩いたのは残雪で登山道が埋まっていた頃だったと思います。

それから季節は進んで...平地に比べて遅れて咲くミズバショウも花が終わり、

風に揺れるワタスゲ、チングルマの可憐な白、黄鮮やかチシマノキンバイソウ、

ただ、僕が好きな花の一つ、モウセンゴケの花には2週間くらい早かったみたい。

その一方で、こんなところに今まで咲いていたかな?と思う花もありました。

以前に訪れた5月頃に羅臼湖の登山道ですれ違った先輩ガイドさんに聞いた

おそらくヒメカイウじゃないか?...という葉っぱの正体も見に行ったのですが、

これと似た花を咲かせるミズバショウの花が終わり、大きな葉になっている中、

一見すれば小さなミズバショウのようで見逃しそうですが、葉の形状が違う花、

あまり羅臼湖のような湿原や湖沼の植物には僕も自信がないのですが、、

たしかにヒメカイウのように思います。ただ、今までこんなに多く生えていた?

(ちゃんと写真が撮れていなくて申し訳ございません。カメラのズームの限界。)

最近は雨が多かった為、羅臼湖の登山道の一部は泥濘がひどい状況になっており

勿論のごとく長靴が必須、レインウェアのパンツも履いた方が良いくらいです。

ズブズブ、ジャバジャバ、泥濘、水溜り、歩くと跳ね返りでズボンが泥だらけ。

羅臼湖の後、まだ体力的に余裕があったので、また別の森の下見へと。

こちらは半日の貸切ツアーで訪れること多い、森の奥の秘沼ですが、

その雪融け水でできた沼としての風景は5月~7月初旬までのもので、

その後は水が涸れて7月~10月にかけてはシダの草原になっています。

今年は雪融けも早く、当初の沼の規模も例年に比べて小さかったので、

早い段階で水は涸れてしまうものだと思っていましたが、意外とまだ沼、

シダの緑も順調に茂っているので、今日はなかなかに素敵な塩梅でした。

かえって天候が良くないので、もう1週間は水があるように思いますよ。





***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

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つよし