いろいろ出会う。

吹く風が冷たくて、実際の気温のわりには寒くも感じられる一日でした。

それでも、断崖部で海を眺めると寒さで頬が痛くなる感覚は冬らしく、

時には、お日様が顔をのぞかせて、そうした瞬間の温かさも尊いですね。


今日はフレペの滝の散策を2周して、ドライブしながら動物ウォッチング、

エゾシカは草原や道路脇の法面で多く観察できて、雄ジカも凛々しく、

なかなか今シーズン(の僕)はエゾモモンガ運がなくて出会えませんが...

午後のお客様が会いたがっていたキタキツネは観察できました。

一方で、ちょっと気になるくらい目が細く(キツネの目とは言っても)、

もしかしたら疥癬の可能性もあるのかと心配もしましたが、元気そう。

しばらくの間は気にかけてみようかと思います。また出会うことが出来れば。

オジロワシやオオワシにもよく会う日でした。悠々と飛んでいくものや、

流氷の上、岩の上、岩礁の上、木々の枝、やはり流氷の間が開いてくると、

僕らの目がとどく海岸部での観察がしやすくなるように感じますね。

・・・とは言いつつ、写真(2枚目)はワシではなく、ワタリガラスです。

(ワシじゃないだろ!と、すぐに気がついた方は野鳥好き、流石ですね。)

カポン!カポン!、コア!コア!今日も良い声で鳴きながら過ぎていきます。

そして、流氷が大きく沖に離れて、広がる海原には、幾つもの黒い頭。

ここ数日の流氷の状況から、どこかで”彼ら”を見かけたいなぁ...と思い、

断崖の上から海を眺めたり、海岸線の移動中にもチラッと探してもいた

アザラシに今日は一度に(少なくとも)5頭を観察することが出来ました。

それも別々の場所ではなく、同じ湾の中に群れるようにいたので、

どういう関係性の個体なのか気になりもしましたが、とりあえず可愛い。


最近は風景として見ると流氷が少なくなって寂しくもあるでしょうが、、

季節が進んでいって、こうした変化の中にも楽しみはあるものですよ(^^)




***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****

知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、

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つよし