今朝、白銀の世界。ウトロの町付近はそれほど雪が積もっていなかったですが、
知床自然センターまで移動をすると、急に周囲が雪に包まれていて驚きました。
カラマツの黄葉も今が見事なのですが、そこに白さが加わると本当に美しくて、
寒さも忘れて晩秋から初冬へと巡っていく季節を感じながら眺めていました。
そして、自然観察ツアーにご参加のお客様と森へと踏み入ると。。。
この時間は他のツアーもいなくて”人間は”僕らだけで森を貸切でしたが、
積もったばかりの雪に残された、先客の足跡が獣道にそって無数にあり、
エゾシカもありましたが、ヒグマの足跡(写真)も数カ所で見つけました。
その新しさやタイミング的に僕らの事をうまく避けてくれているようで、
足の裏のシワまで雪に残っている...つい先ほど通ったようなものまで。
そんなに太くない倒木をまたぐでなく、何故か上に足をのせて行くヒグマ。
僕らは想像するだけの、その時の状況や感情のようなものもあるのでしょう。
ここで人間に気がついたのか、この足跡の主は方向を変えて茂みへと消えて、
静まりかえった森に、歩く音もなかったので、どこかで僕らが過ぎ去るのを、
のんびりと待っていたのかもしれないですね。足跡ものんびりな雰囲気でした。
森をぬけると海。この場所にもヒグマの痕跡。同じ景色に佇んだかな。
断崖の先が見えなくなるくらいに真っ白く雪が降りしきる場面もありましたが、
時には陽が差して積もった雪が眩しく感じることもあり、まさに初冬の輝き。
気温が低いとはいえ11月上旬、帰り道はササの緑、午後には融けたでしょう。
*** 自然ガイド 知床ころぽっくる ***
原生林・フレペの滝・知床五湖のトレッキング、1組だけ貸切ツアー、冬はスノーシューでの自然体験ツアーを催行しております!その他のネイチャーツアーもHPよりご相談下さい。【つよぽっくる】
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